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【2025】土木設計の転職は未経験から可能?取得するべき資格や将来性について解説

「土木設計に興味があるけれど、未経験からでも転職できるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。土木設計は、道路・橋梁・ダム・トンネルなど、社会基盤を支える重要な仕事ですが、専門知識や技術が求められるため、未経験から挑戦できるのか不安に感じる方も少なくありません。

しかし、土木設計の需要は高く、未経験でも必要な知識を身につけ、適切な方法を踏めば転職は十分可能です。

本記事では、未経験から土木設計に転職するためのポイントや、取得しておくと有利な資格、業界の将来性について詳しく解説します。これから土木設計に挑戦したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

土木設計は未経験から転職できる?2つの方法

土木設計は未経験から転職できる?2つの方法

土木設計は実務未経験でも転職が可能です。ここでは未経験から転職する2つの方法を解説します。

  1. 大学や専門学校で知識を学ぶ
  2. 転職エージェントを利用する

方法①大学や専門学校で知識を学ぶ

未経験から土木設計に転職する最も確実な方法は、大学や専門学校で基礎知識を学ぶことです。

土木工学や建築学の学位を取得すれば、土木設計の基礎知識だけでなく、構造力学や測量など実践的なスキルを習得できるのがメリットです。また、大学や専門学校では、インターンシップや就職サポートを受けられるため、未経験でもスムーズに就職できます。

時間と費用はかかりますが、しっかりと学びたい方や、設計だけでなく土木全般の知識を身につけて転職を目指す方におすすめです。

方法②転職エージェントを利用する

未経験からスムーズに土木設計の転職をするのであれば、転職エージェントの活用がおすすめです。エージェントを利用することで、未経験者歓迎の求人を効率的に探せるだけでなく、書類作成や面接対策のサポートを受けられるのがメリットです。

土木業界に特化したエージェントを活用すれば、企業の内部情報や求められるスキルを事前に知ることができ、転職の成功率が上がります。また、エージェントによっては、無料のスキルアップ研修や資格取得支援を提供している場合もあり、実務経験がなくてもスキルを磨きながら転職を進められます。

転職エージェントの選び方

未経験の場合は転職エージェントの選び方も重要になります。転職エージェントには「幅広い業界の求人を扱っている」「大手企業の求人メイン」など条件はさまざま。

その中でおすすめの条件は「業界特化型」です。業界特化型のエージェントは、未経験者歓迎の求人を多く扱い、企業の内部情報や求められるスキルについての知識が豊富なため、転職成功の可能性を高められます。

土木設計の転職はJobTech for 建築業・土木業がおすすめ

転職支援サービスジョブテック for 建築業・土木業未経験から土木設計の転職をするのであれば、転職エージェントの利用は必須です。しかし、転職エージェントの数は多く 「どの求人を選べばいいかわからない」という方も少なくありません。

そこでおすすめするのは建築業・土木業界に特化した転職支援サービス「JobTech for 建築業・土木業」です。JobTechは、建築業・土木業界に特化した転職エージェントであり、他の大手転職サイトには掲載されていない独自の非公開求人を多数取り扱っているのが大きな魅力です。

JobTechが選ばれる理由は主に以下の3つです。

  • 他にはない非公開求人が豊富
  • 建築・土木業界に精通したエージェントが手厚くサポート
  • 未経験でもスキルアップしながら転職可能

JobTechは、提携している教育サービスを無料で提供しているため、未経験者でも就職に役立つスキルを習得しながら転職活動を進めることができます。ぜひ、ご利用を検討してみてください。

以下の記事では、転職を成功させるポイントやコツを詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

【2025】転職を成功させるコツは?おすすめ転職エージェントや利用時の注意点も解説

土木設計の転職で有利になるおすすめの資格

土木設計の転職で有利になるおすすめの資格

土木設計の転職では資格を取得することで転職が有利になります。ただし、紹介する資格には、実務経験が必要な場合もあるため、注意しましょう。

資格名 合格率(令和6年度) 特徴
1・2級土木施工管理技士
  • 1級:41.2%
  • 2級:43%
  • 1級取得者は監理技術者として、特定建設業の現場管理が可能
  • 実務経験が必要なため、働きながらの学習が求められる
コンクリート診断士
  • 約15%
  • 試験前に指定講習を受講必須
  • 設計・施工分野でも重要度が高い
技術士
  • 37.4%
  • 土木分野における転職市場での需要が高い
  • 第一次試験は誰でも受験可能だが、第二次試験には一定の実務経験が必要
RCCM
  • 48.2%
    ※令和4年度
  • 建設コンサルタント業務の管理技術者や照査技術者を認定する資格
  • 受験には一定の実務経験が必要
土木設計技士 非公開
  • 土木に関連する設計業務に特化した専門知識や技術力を証明する
  • 土木設計分野での評価が高まり、転職やキャリアアップに有利

資格①1・2級土木施工管理技士

土木施工管理技士は、建設業法に基づく国家資格であり、建設現場の技術責任者として役割を担います。

1級取得者は監理技術者として特定建設業の現場管理が可能になり、2級取得者は主任技術者として一般建設業に従事できます。どちらも施工管理に必要不可欠な資格です。試験は一次・二次に分かれ、一次試験は比較的受験しやすいものの、合格率は約40%と難関なため、計画的な学習が求められます。

資格②コンクリート診断士

コンクリート診断士は、コンクリート構造物の調査・診断・維持管理を専門とする資格であり、老朽化したインフラの補修設計やリニューアル工事の需要増加に伴い、土木業界での価値が高まっています。

資格取得には、試験前に指定の講習を受講する必要があり、コンクリート技士以上の専門知識が求められます。診断技術の高さが信頼性の指標となるため、施工や設計業務に携わる技術者にとって転職市場での競争力を向上させる重要な資格の一つです。

資格③技術士

技術士は、土木を含む幅広い分野の専門的知識と応用能力を証明する国家資格であり、第一次試験と第二次試験に合格すると取得できます。第一次試験は誰でも受験可能ですが、第二次試験には実務経験が必要であり、合格後は「技術士」としてさまざまな業務に従事できます。なお、第一次試験のみの合格で「技術士補」となります。

土木分野では、インフラ整備や公共事業の品質向上に貢献する専門家として評価され、資格取得者は転職市場での需要が高いのが特徴です。

資格④RCCM

RCCMは、建設コンサルタント業務における管理技術者や照査技術者としての能力を認定する資格であり、施工計画の立案や技術的アドバイスを行う専門家として活躍できます。

受験には一定の実務経験が必要なため、業界でのキャリアを積んだ技術者向けの資格といえます。近年、公共工事の発注業務において、RCCM資格保有者の評価が高まり、転職市場でも優遇されるケースが増えています。

建設業界でのキャリアアップや信頼性向上を目指すなら取得を検討すべき資格です。

資格⑤土木設計技士

土木設計技士は、設計ミスの防止や品質向上を目的として創設された資格であり、設計業務における専門的な知識や技術力を証明します。技術士やRCCMとは異なり、設計実務に特化しており、施工や現場知識に基づいた高度な設計能力を持つ技術者に付与されます。

公共工事の品質確保の観点からも注目されており、地方自治体の発注業務や民間企業の設計業務での活躍が期待されます。近年、土木設計分野での評価が高い傾向にあるため、転職を有利に進めたい技術者におすすめの資格です。

土木設計の転職はやめとけ?将来性について

土木業界は慢性的な人手不足や高齢化の進行、地方企業の廃業増加などの問題を抱えていますが、同時にインフラ整備の需要は高く、安定した仕事量が見込まれます。特に、日本のインフラの多くが老朽化しており、自然災害も多いため、道路や橋、水道施設の維持管理・更新が必要とされ、土木設計の需要は今後も続くでしょう。

また、i-Constructionの導入により、ICT技術を活用した設計・施工の効率化が進んでおり、業界全体の働き方が改善されつつあります。そのため、労働環境の改善が進めば、転職先としての魅力も高まるでしょう。

また、以下の記事では土木設計に関連する設備設計の仕事についても解説していますので、併せてご覧ください。

【2025】設備設計の転職を成功させるには?向いている人やおすすめの転職先

未経験から土木設計へ転職する際の企業の選び方

未経験から土木設計へ転職する際の企業選びポイント

未経験から土木設計へ転職する際は企業選びもポイントを抑えましょう。ミスマッチを防ぎ、理想のキャリアプランを実現できます。

  1. 教育体制が整っている
  2. 休日や残業が明記されている
  3. 資格取得支援がある

選び方①教育体制が整っている

未経験から土木設計へ転職する場合、教育体制が整っている企業を選びましょう。

設計業務は専門的な知識やスキルが求められるため、研修制度が充実しているほどすぐに活躍できます。また、先輩社員が丁寧に指導する環境が整っている企業では、未経験者でも着実に成長できます。

教育体制が不十分な企業では、業務を独学で習得しなければならず、負担が大きくなるため、求人情報や面接で育成制度の有無を確認することが大切です。また、土木設計で利用するCADなどは自身でも身につけられます。

AutoCADの簡単な操作方法

土木設計では、CADソフトを使用する企業が多くあります。その中でも、初心者にも扱いやすいのがAutoCADです。AutoCADは以下の画面から作図や3Dモデリングを行っていきます。

作業画面

例えば、土木設計でも行われる図面の制作は以下のように構築線を作成し、図形を組み合わせて行います。

作図

初心者にも扱いやすいソフトであるため、以下のリンクからまずは無償版を使用してみましょう。

また、短期間で実務レベルを身につけたい方はProskilllが運営する「AutoCAD基礎セミナー講習」の受講を検討してみてください。

選び方②休日や残業が明記されている

土木設計の仕事はプロジェクトの進捗によって業務量が変動し、繁忙期には残業が増えることも。そのため、休日や残業時間が明確に記載されている企業を選ぶことが重要です。

求人票に「月平均の残業時間」や「完全週休二日制」「年間休日数」などが具体的に書かれている企業は、労働環境の透明性が高く、働きやすい可能性が高いです。一方で、「残業あり」「休日はシフト制」など、曖昧な表現がされている企業は注意が必要です。また、実際の労働環境を知るために、社員の口コミや企業の評判を調べることも有効です。

ワークライフバランスを重視するなら、勤務時間や休日制度をしっかり確認して転職先を選びましょう。

選び方③資格取得支援がある

土木設計の仕事では、資格を取得するとキャリアアップや給与アップにつながる資格取得支援を実施する企業もあります。そのため、未経験者でもスキルを高めながら成長できます。

また、資格取得支援と一口に言ってもさまざまで「受験費用の補助」「資格取得後の手当支給」などが挙げられます。資格取得を推奨する企業では、学習環境が整っているため、実務経験を積みながら効率的にスキルアップが可能です。

転職後のキャリアを考える際にも、資格取得をサポートする企業を選ぶことは、将来的な安定したキャリア形成において重要なポイントとなります。

土木設計の転職についてのまとめ

未経験から土木設計への転職は、適切な方法を選び、必要なスキルを習得すれば十分に可能です。ICT技術の活用が進み、働き方改革が進行する中で、労働環境の改善も期待されるため、未経験でも将来性のある分野と言えるでしょう。

本記事で紹介したポイントを押さえ、自分に合った転職先を見つけ、土木設計の転職を成功させましょう。また、未経験から土木設計の転職をする場合は建築業・土木業界に特化した転職支援サービス「JobTech for 建築業・土木業」をご利用ください。

土木設計の転職は未経験から可能?取得するべき資格や将来性について解説
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