ものづくり関連の仕事に興味があり、CADオペレーター転職を検討していないでしょうか。
しかし、どのように転職をすべきなのかわからない、またやめとけと言われる理由を知りたい人もいるはずです。
そこでこの記事では、未経験からスタートできるCADオペレーター転職についてわかりやすくまとめました。おすすめの転職方法や求人の探し方も解説しているので、CADオペレーター転職をスムーズに成功させましょう。
CADオペレーターとは
CADオペレーターは、次のようなCADソフトを利用して図面を作成する職業です。
- AutoCAD
- Autodesk Fusion
- CATIA
- Creo
- NX
なおCADオペレーターの業種は、ものづくりにかかわる複数の業界をまたいでおり、建設業(土木・建築)のほか製造業、デザイナーなど幅広い業種で働けます。
平面上に図面を書きこんでいく2DCAD、3Dモデルを構築する3DCADなど、CADオペレーターの仕事は多岐にわたります。設計やモデリングにも携わりやすい職業ですので、図面作成というジャンルに興味がある方は、CADオペレーター転職を検討してみてはいかがでしょうか。
またCADとはどのようなものなのか、基本的な部分から知りたいという方は以下の記事がおすすめです。
CADオペレーター転職は未経験から可能
CADオペレーター転職を検討しているものの「そもそも、未経験から転職できるの?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
結論として、CADオペレーター転職は未経験からでも可能です。
転職できる理由を以下に整理しました。
- 少子高齢化により転職者が売り手市場となっているため
- CADオペレーターといった専門の仕事は常に人手不足であるため
- 入社後に研修制度を受けられる企業も多いため
日本で加速している少子高齢化の影響を受け、ものづくり系の業界はどこも人手不足に悩んでいます。未経験からでもCADオペレーターを募集している企業もあるため、未経験という条件がマイナスに働く心配はありません。
さらには、多くの企業がCADオペレーター向けの研修制度を実施しています。
着実にCADオペレータースキルを身につけられる環境が整っているので、ぜひ転職活動をスタートしてみてください。
CADオペレーター転職はやめとけ・きついと言われる理由
CADオペレーター転職について調べていたときに「CADオペレーターはやめとけ(きつい)」という話を見て、不安を感じている方も少なくないでしょう。
では、なぜCADオペレーター転職をやめとけという話が出るのでしょうか。
詳しい理由と対処法について解説します。
CADや技術基準の専門知識が必要であるため
CADオペレーター転職をやめとけと言われるのは、転職後にCADスキルや技術基準の知識を求められるためです。
例えば、ものづくり系の会社では、図面作成について国や専門機関が定めた基準に準拠しなければなりません。また品質規格の確保など、専門知識がなければ思うように図面を書けないケースもあります。
なおハードルの高さを感じやすいポイントですが、会社にすべての基準書等がまとめられているほか、働きながら知識を身につけられますので不安視する必要はありません。
教育や業務支援に強い転職先も見つかるので、転職求人に記載されたキャリア支援内容などをチェックしつつ、CADオペレーターの求人を探してみてください。
デスクワーク中心の仕事であるため
CADオペレーター転職をやめとけと言われるのは、常時デスクワークで仕事をすることも関係しています。長時間座りっぱなしの仕事であることから、腰を痛めやすいという理由です。
また、デスクワークが苦手な人もいるため、そのような人たちから「やめとけ」という発言が出るケースもあります。
デスクワーク系の仕事が好きな人はもちろんCADオペレーター転職が向いていますし、腰を痛めることに不安をお持ちの方も、定期的に立ち上がったりストレッチをしたりすれば、腰痛のリスクを軽減できます。
少子高齢化の影響で忙しいため
CADオペレーターを含むものづくり業界は、少子高齢化の打撃を強く受けている業界であるため、常に人手不足に悩んでいます。その影響もあり、ひとり当たりの仕事量が多くなりやすいため、忙しいことを理由にやめとけと言われるケースも少なくありません。
ただ、忙しさが嫌いではない人にとっては転職だと言えます。
残業代も含めると収入を大幅に増やせるため、働くことが好きな人にとってはベストな仕事だと言えるでしょう。
なおCADオペレーター転職をする前に、資格を取得しておくと転職の成功率が高まります。
興味がある方は、以下の記事をチェックしてみてください。
CADオペレーター転職の求人を探す方法
CADオペレーター転職が初めてだという人のなかには、どのように求人を探してよいかわからないとお悩みの人もいるはずです。ここでは、転職求人を探す方法と動き方について紹介します。
自身で企業採用サイトをチェックする
自分の力でCADオペレーター転職をしたい方は、Web検索等を活用して企業の採用サイトをチェックするのがおすすめです。
ものづくり系の業界のなかには採用サイトを運用している会社も多く、直接の応募を待っている場合があります。CADオペレーターの募集をかけている会社も見つかるため、まずは自分が働きたい業界にある企業サイトを調べてみることからスタートしてみてください。
転職サイトでCADオペレーター求人を探す
自力でCADオペレーター転職ができるか不安な人は、転職サイトを利用するのがおすすめです。
豊富な求人情報が登録されており、条件検索をすることによって相性の良い求人を見つけられます。また転職サイトによっては、職務経歴書の作成支援や面接支援を利用できる場所が多い点も魅力のひとつです。
複数の転職サイトがあるので、興味のある業界に強いCADオペレーター向けの転職サイトを探してみてください。
転職エージェントでCADオペレーター求人を紹介してもらう
自力で求人を探せないほか、自分で転職求人を選べないとお悩みの人は充実した転職サポートを受けられる転職エージェントを利用するのがおすすめです。
専門のエージェントが相談者に合う求人を見つけてくれるほか、年収交渉やスケジュール管理など、豊富なサポートを利用できます。
転職サイトと同じく豊富なサービスが提供されているので、興味がある方は、後述するおすすめの転職サイト・エージェントの情報をチェックしてみてください。
CADオペレーターのおすすめ転職サイト・エージェント
CADオペレーター転職求人が掲載されている転職サイト・エージェントを業種ごとに整理しました。
建設系のCADオペレーター向けの転職サイト・エージェント
土木・建築・設備関連のCADオペレーターの求人が掲載されたサイトは次の通りです。
おすすめサイト・エージェント | ポイント |
ジョブテック for CAD | CAD関連の非公開求人を紹介してもらえる |
建築転職 | 建築設計や施工管理などの求人情報が豊富 |
建設キャリアプラス | 業界ネットワークを活かした最適な職場を提案 |
製造系のCADオペレーター向けの転職サイト・エージェント
製造業向けのCADオペレーター転職を実施したい人は、以下の転職サイト・エージェントがおすすめです。
おすすめサイト・エージェント | ポイント |
ジョブテック for CAD | 専任エージェントがトータルサポート |
ジョブハウス工場 | 大手製造業求人多数あり |
工場ワークス | 希望条件に合わせて検索できる |
デザイン系のCADオペレーター向けの転職サイト・エージェント
技術とは異なるデザイン系のCADオペレーター転職をしたい人は、以下の転職サイト・エージェントがおすすめです。
おすすめサイト・エージェント | ポイント |
doda | 業種を問わず豊富な求人が見つかる |
Greeen | 人事担当者からの直接スカウトあり |
CADオペレーター転職はジョブテックがおすすめ
初めてのCADオペレーター転職で右も左もわからないとお悩みなら、専任アドバイザーが相談者にぴったりの求人を見つけてくれるジョブテックを利用するのがおすすめです。
製造・建設業におけるCAD独占求人が豊富に提供されているほか、日公開求人のスカウトを受けられます。未経験OKの求人が多数あるため、まずは無料会員登録を利用してみましょう。
CADオペレーター転職の前にセミナー講習を受講しよう
CADオペレーター転職は未経験からでもチャレンジできますが、その後の学習やスキル習得に時間がかかるのも事実です。そこでおすすめするのが、CADオペレーター転職前にセミナー講習を受講したうえで転職活動を始める順番となります。
事前にCADオペレーターの知識を身につけておけば、次のようなメリットがあります。
- スキルがあるため採用されやすくなる
- 転職後すぐに仕事を任せてもらえる
- 試用期間を早めに終えられる
なお、CADオペレーター向けのセミナー講習はさまざまな種類が提供されています。
まず、建築系の転職先でよく利用されている「AutoCAD」に興味がある方は、以下のセミナー講習がおすすめです。
同じく建築の仕事でもよく使われている3DCAD「SOLIDWORKS」を学んでみたい方は、次のセミナー講習に参加してみましょう。
さらに無料でインストールできる初心者向けのCADソフト「Jw_cad」の使い方を学びたい方は、以下のセミナー講習からスタートするといいかもしれません。
また近年では、3Dモデルと属性情報を組み合わせた新たな設計プロセスであるBIMソフトも需要が高まっています。建築系の転職先で重宝されているBIMソフト「Revit」のセミナー講習がおすすめです。
CADオペレーター転職についてまとめ
CADオペレーター転職は未経験からチャレンジでき、転職後に教育支援などを受けられる企業も豊富に見つかります。とはいえ、ゼロからのチャレンジに不安をお持ちなら、まずはセミナー講習に参加してCAD操作の基本を学ぶのがおすすめです。
あわせて、転職活動を成功させたいなら、転職サイト・エージェント選びもこだわりましょう。
業種ごとにさまざまなサービスがあるので、気になるサイトを利用してみてください。
