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【2025】面接後のお礼メールは送るべき?効果・タイミング・例文まで解説

面接が終わった後、「お礼メールは送るべきか」と悩む方は多いのではないでしょうか。実際、お礼メールは必須ではありませんが、送ることで好印象や入社意欲を伝えるチャンスになります。

本記事では、お礼メールの必要性や送るメリット、正しい書き方、例文、そして注意点までを解説します。

面接後にお礼メールは送るべきか?

面接後にお礼メールは送るべきか?

面接を終えたあと、「お礼メールはマナーなのか?」「送らないと不採用になる?」と悩む方は少なくありません。実際、企業側がメールの有無だけで採否を判断することはほぼありませんが、送ることで印象がよくなるケースもあります。

ここでは、お礼メールの必要性や目的、送らない場合に不利になる可能性について見ていきましょう。

お礼メールの必要性と目的

お礼メールは必須のマナーではないものの、送ることでビジネスマナーや入社意欲を伝える手段になります。特に面接を通じて「ぜひ働きたい」と感じた企業に対しては、前向きな気持ちをしっかり伝えるチャンスです。

以下の表に、必要性と目的をまとめました。

項目 内容
マナー面 社会人としての礼儀・常識があると見なされやすい
印象面 丁寧な対応として好印象を持たれやすい
意欲面 入社への意志を再度伝えられる
差別化 同評価の候補者との違いを生む可能性がある
リスク回避 感謝を伝えなかったことで「関心がない」と誤解されるのを防げる

ただし、形式的すぎる内容やタイミングの遅れ、誤字脱字などがあると逆効果になることもあります。あくまで「誠実な気持ちを、自分の言葉で簡潔に伝える」ことが大切です。

送らないことで不利になるケースはあるのか

結論から言えば、お礼メールを送らなかったからといって不採用になることは基本的にありません。企業側も、評価の中心はスキル・経験・人柄などであり、メールの有無は補足的な要素に過ぎません。

とはいえ、次のような状況では送らないことで若干のマイナス評価になる可能性があります。

  • ベンチャーや中小企業など、熱意や文化フィットを重視する企業
  • 採用担当者が丁寧な対応を重視している場合
  • 最終面接後で、選考が僅差になっているケース

つまり、お礼メールは「選考の合否を決める決定打」にはなりませんが、「+αの好印象」を生む可能性がある行動です。迷ったら送る方向で考えるのが無難といえるでしょう。

面接後のお礼メールを送るメリット

面接後のお礼メールを送るメリット

お礼メールは「送らなくても問題ない」とされる一方で、送ることで得られるメリットも明確に存在します。採用に直結するものではないとはいえ、印象や信頼感、入社意欲の伝達など、プラスに働く場面は多くあります。

ここでは、お礼メールを送ることで具体的にどのようなメリットがあるのかを探っていきましょう

メリット①印象アップと入社意欲のアピール

お礼メールは、面接官に「丁寧な対応ができる人物」という印象を与えるだけでなく、「この会社で働きたい」という意思をもう一度強調できる機会です。特に面接中にうまく伝えきれなかった思いや熱意をフォローするのに適しています。

具体的なメリットは以下の通りです。

  • 面接後の礼儀正しさが印象に残る
  • 志望度の高さを再確認してもらえる
  • 面接時に伝えきれなかったことを補える

お礼メールは短いながらも、内容次第で「誠実な人物」「前向きな姿勢がある応募者」というポジティブな印象を残すことができます。特に印象が拮抗している候補者の中で、一歩前に出る後押しになることもあるでしょう。

メリット②同評価の候補者との差別化

選考の終盤になるほど、候補者同士の評価に大きな差がなくなる傾向があります。そんなとき、ちょっとした対応が選考結果を左右する要素になることもあります。お礼メールは、その「あと一歩」の印象差を生む武器になり得ます。

具体的なメリットは以下の通りです。

  • 「誠実さ」や「気遣い」が評価対象になる
  • 採用担当者の記憶に残りやすくなる
  • 他の候補者との違いを自然に示せる

もちろん内容が形式的すぎると逆効果になりますが、感謝と志望意欲を自分の言葉で伝えることができれば、「他とは違う」印象を確実に残せるでしょう。

メリット③ビジネスマナーとしての評価

お礼メールは単なる感謝の手紙ではなく、ビジネスシーンでの基本的なマナーを実践する機会でもあります。メールの形式、敬語の使い方、文章の構成などを意識することで、「社会人としての基本が身についているか」も見られています

具体的なメリットは以下の通りです。

  • 社会人としての常識をアピールできる
  • 丁寧な文章作成スキルを評価される
  • 仕事上のコミュニケーション能力を示せる

採用担当者は応募者のメール対応を通じて、入社後のやり取りのイメージを持ちます。そのため、ビジネスマナーに沿ったメールを送ることは、間接的に「この人なら安心して任せられる」という信頼にもつながります。

お礼メールを送るベストなタイミングと手段

お礼メールを送るベストなタイミングと手段

お礼メールは内容も大切ですが、「いつ・どの手段で送るか」も非常に重要です。タイミングが遅かったり、手段が不適切だったりすると、せっかくの好印象が台無しになることもあります。

ここでは、お礼メールを送るのに最適なタイミングと、推奨される手段について見ていきましょう。

送信タイミングは「当日中」または「翌朝」

お礼メールを送るベストなタイミングは、面接を終えたその日のうちです。できれば、就業時間内(18時ごろまで)に送るのが望ましいですが、夕方以降の面接だった場合は、翌朝の始業時間(9時ごろ)を目安に送りましょう。

送信が遅れることで、面接官の記憶が薄れたり、「対応が遅い人」という印象を与えるリスクもあります。深夜や早朝に送信する場合は、「夜分遅くに失礼いたします」などの一言を添えるなど、配慮を忘れないようにしましょう。

「早く、丁寧に」が、お礼メールの基本です。

メールが推奨される理由と電話・手紙との違い

面接後のお礼を伝える手段としては、メール・電話・手紙などがありますが、一般的かつ最も実用的なのがメールです。タイムラグが少なく、受け取る側も都合のよい時間に読めるという点で、ビジネスに適しています。

以下は、各手段の比較です。

手段 メリット デメリット
メール すぐに送信でき、相手の都合で読んでもらえる 文章力が問われる、形式ミスが目立つ
電話 感謝の気持ちが直接伝わる 忙しい時間にかけると迷惑になる可能性が高い
手紙 丁寧な印象を与える 到着が遅くなりがちで、効果が薄れることも

電話は気持ちが伝わりやすい一方で、面接官の時間を奪ってしまうリスクがあります。また、手紙は丁寧ですが、届く頃には選考が進んでいる可能性もあり、実用性に欠けるでしょう。

そのため、スピード感とビジネスマナーを両立できるメールが最も推奨される手段です。内容を簡潔にまとめ、誤字脱字のない文章を心がけることが、相手に好印象を与える第一歩となります。

面接後のお礼メールの基本構成と書き方

お礼メールは感謝の気持ちや入社意欲を伝える手段であると同時に、ビジネスマナーの一端を見られる場でもあります。内容だけでなく「構成」や「言葉選び」、「形式の整え方」によっても印象は大きく左右されます。

ここでは、誰でも好印象を与えられるよう、面接後のお礼メールの基本構成と書き方を探っていきましょう。

件名の付け方

件名はメールを開封してもらうための「入り口」です。採用担当者は日々大量のメールを受け取っているため、件名だけで内容が明確に伝わることが重要です。

理想的な件名は以下のような情報を含みます。

  • 面接日
  • 用件(お礼)
  • 自分の名前

曖昧な件名や内容がわかりにくい件名は、埋もれてしまったり、重要度が低いと判断される可能性があるため避けましょう。

宛名・冒頭あいさつ

メール本文の冒頭には、まず宛名を記載します。正しい順序と敬称を守ることが大切です。

  • 宛名は「会社名」「部署名」「担当者名(フルネーム)+様」の順
  • 担当者名が不明な場合は「採用ご担当者様」で問題ありません
  • 「御中」は会社宛の場合にのみ使用し、個人名には使いません

次に、「お世話になっております」や「本日面接をしていただきました◯◯と申します」といった自己紹介・あいさつ文を続けます。

冒頭の部分だけで「誰から、何の目的で送られてきたメールか」が伝わるようにしましょう。

本文の構成

お礼メールの本文は、相手にわかりやすく誠実な印象を与えるために、一定の流れを守ることが重要です。基本となる構成は「自己紹介 → お礼 → 感想 → 入社意欲 → 結び」の5つの要素から成り立っており、各要素を簡潔にまとめることで、読みやすく好印象なメールが仕上がります。

以下に、各パートの内容と具体的な文例を一覧にまとめました。

構成要素 内容 例文
自己紹介 誰からのメールかを明確にする 本日○時より面接をしていただきました、◯◯と申します。
お礼 面接の時間をもらったことへの感謝を伝える この度はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
感想 面接を通して得た気づきや印象を書く 面接を通じて、貴社の事業への考え方やチーム体制について深く知ることができました。
入社意欲 企業への関心や意欲を簡潔に伝える ますます貴社で働きたいという気持ちが強まりました。これまでの経験を活かして貢献したいと考えております。
結び メールの締めくくりと再度のお礼 まずは面接のお礼を申し上げたく、メールを差し上げました。貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

このように5つの要素を意識して書くことで、内容が整理され、読み手にとっても負担の少ない丁寧なメールになります。無理に長文にする必要はなく、要点を的確に押さえた短めの文章が最も好まれるでしょう。

ビジネスメールとしての形式も守りつつ、自分の言葉で書くことが、相手の心に残るお礼メールの秘訣です。

署名に含めるべき情報

本文の最後には、署名として自分の連絡先情報を明記します。社会人としての基本的なマナーです。

署名に含めるべき主な情報は以下の通りです。

  • 氏名(フルネーム・ふりがな)
  • 学校名(新卒の場合)または現職・所属部署
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 住所(任意)

署名が整っていることで、連絡が必要になった際にすぐに対応でき、細やかな配慮ができる人物という印象を与えることができます。

実際に使えるお礼メールの例文

実際に使えるお礼メールの例文

ここまでお礼メールの必要性や書き方を解説してきましたが、「実際にどんな文章を書けばいいのか分からない」という方も多いはずです。ここでは、場面に応じて使い分けられる3つの例文をご紹介します。

まずは基本形を押さえたうえで、志望度を強調したい場合や、面接で伝え忘れたことを補足したい場合に適した文例も紹介します。すべて、ビジネスマナーをふまえた実用的な構成です。

基本的な例文

もっとも一般的で汎用性の高いお礼メールの例です。面接直後に感謝を伝えるだけでなく、印象的だった内容や入社への意欲をさりげなく含めています。

件名:◯月◯日 面接のお礼(氏名)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
お世話になっております。
本日○時より面接をしていただきました、◯◯と申します。
この度はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
面接を通じて、貴社の◯◯に対する取り組みや社内の雰囲気について知ることができ、大変参考になりました。
面接後、貴社で働きたいという気持ちがさらに強くなりました。ご縁がありましたら、貴社の一員として貢献できるよう努めてまいります。
まずは取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたくご連絡いたしました。
末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
署名

入社意欲を強調するパターン

第一志望であることを強調したい場合や、熱意をしっかり伝えたいときに使える文例です。内容に具体性を持たせ、真剣な姿勢が伝わるように工夫しましょう。

件名:面接のお礼(営業職希望・氏名)
株式会社◯◯
人事部 採用ご担当者様
お世話になっております。
本日、面接の機会をいただきました○○と申します。
本日はお忙しい中、面接の時間をいただき、誠にありがとうございました。
◯◯様のお話から、貴社の◯◯にかける熱意や現場で働く方々のやりがいを知ることができ、感銘を受けました。
私は以前より貴社を第一志望としており、本日の面接を通じてその気持ちはさらに強くなりました。
もしご縁をいただけましたら、◯◯の経験を活かし、即戦力として貢献したいと考えております。
まずは略儀ながら、面接のお礼を申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
署名

面接のフォローを含めるパターン

面接中に伝えきれなかったことや、回答が不十分だったと感じた部分がある場合のフォローを含んだ例文です。あくまで簡潔に、補足にとどめるのがポイントです。

件名:本日の面接のお礼(氏名)
株式会社◯◯
人事部 ◯◯様
お世話になっております。
本日、面接をしていただきました○○と申します。
この度は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
◯◯様のお話を伺い、貴社が大切にされている価値観に共感すると同時に、ますます貴社で働きたいという意欲が高まりました。
面接中に十分にお伝えできませんでしたが、私は学生時代に◯◯の経験を積んでおり、問題解決力やリーダーシップを身につけました。これらの力は貴社での業務にも活かせると考えております。
取り急ぎ、面接のお礼とともに補足のご連絡をさせていただきました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
署名

面接には失敗しないように対策が必要です。

面接対策の詳細を知りたい方は、下記をご覧ください。

【2025】面接でよく聞かれる質問と答え方ガイド!逆質問のポイントも解説

面接のお礼メールで注意すべきポイント

面接のお礼メールで注意すべきポイント

お礼メールは、うまく活用すれば好印象を与えることができる一方で、内容やマナーを誤ると逆効果になる可能性もあります。形式ばかりにとらわれすぎたり、言葉遣いが不適切だったりすると、「気配りに欠ける」「形式的で誠意がない」といった印象を与えてしまうこともあります。

ここでは、面接後にお礼メールを送る際に注意すべき代表的なポイントを具体例とともに見ていきましょう。

注意点①NG表現・マナー違反の例

社会人としての基本が問われるメールにおいては、言葉遣いや表現、形式が非常に重要です。気軽な感覚で送ってしまうと、相手に失礼な印象を与える恐れがあります。

以下のような表現は避けましょう。

  • 「本日は楽しかったです」などのカジュアルすぎる言い回し
  • 「頑張ります!」などの軽すぎる語調
  • 顔文字(^_^)や絵文字、記号の多用(!!!など)
  • 「(株)」や「(有)」などの略語での会社名記載
  • 「お世話様です」など、誤ったビジネス敬語

お礼メールはビジネス文書の一つです。どんなに親しみを感じた面接でも、フランクな言葉遣いはNGです。敬意と礼儀を持って、丁寧にまとめることを心がけましょう。

面接のマナーについて詳細を知りたい方は、下記をご覧ください。

【2025】面接のマナーとは?身だしなみや入退室・言葉遣い・NG事項を解説

注意点②テンプレートの使いすぎに注意

ネット上にはお礼メールのテンプレートが多数掲載されていますが、そのまま使うだけでは「形式的」「熱意が感じられない」と判断されることもあります。

テンプレートの使いすぎによるデメリットは以下の通りです。

  • 内容が他の応募者と似通い、印象に残らない
  • 面接の具体的な話題が含まれていない
  • 応募者本人の言葉や人柄が伝わらない

テンプレートは「型」として参考にしつつも、面接で印象に残った内容や自分の感じたことを盛り込むなど、個別対応の文章にアレンジすることが大切です。自分の言葉で書いたメールは、読み手の心にも届きやすくなるでしょう。

注意点③誤字脱字・送信ミスを防ぐチェック項目

どんなに内容が良くても、誤字脱字や敬称のミスがあると、それだけで印象を大きく損なってしまいます

送信前には、以下のポイントを必ず確認しましょう。

  • 担当者名の漢字や肩書きに誤りがないか
  • 敬語や文法の使い方に不自然な箇所がないか
  • 句読点、改行、スペースの位置が適切か
  • メールアドレスや署名情報に誤りがないか
  • スマートフォンから送る場合は表示崩れがないか

ちょっとした確認の有無が、全体の印象を大きく左右する要素になります。必ず一度は自分で読み返し、可能であれば第三者にチェックしてもらうと安心です。

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お礼メールのマナーや選考対策とあわせて、「実際にどの求人に応募すべきか」「自分の経験やスキルがどこに活かせるか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

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面接後のお礼メールまとめ

お礼メールは、選考結果を大きく左右する決定打ではないかもしれません。ですが、面接後にわざわざ感謝の気持ちを伝えるというその一手間が、あなたの誠実さや丁寧さを印象づけ、他の候補者との差を生むきっかけになります。

大切なのは、「送ること」よりも「どう送るか」です。テンプレートに頼りすぎず、自分の言葉で、相手に敬意を持って簡潔にまとめることで、採用担当者の記憶に残る好印象なメールを作ることができます。

迷ったときは、「送らなくても問題ないが、送って損はない」という心持ちで、ひとつのビジネスコミュニケーションとして丁寧に対応しましょう。こうした小さな積み重ねが、選考だけでなく、あなたの社会人としての信頼にもつながっていくはずです。

面接後のお礼メールは送るべき?効果・タイミング・例文まで解説
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