「経理の経験を活かせる副業には、どのようなものがある?」「どのくらい稼げる?」と、疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、経理の経験を活かせる副業の種類をご紹介します。副業の収入目安や始める手順なども解説しているので、ぜひご一読ください。
経理経験を活かせる副業のメリット

いまや、副業は働き方の選択肢として定着しつつあります。実際、副業をしている方は2022年時点で305万人と、5年前より60万人増加しました。(※出典:総務省|令和4年就業構造基本調査 結果の要約)
こうした流れのなかで、経理の経験を活かして副業を始めようとお考えの方も多いのではないでしょうか。そこでまずは、経理経験を活かせる副業で得られるメリットをご紹介します。
- 在宅で働ける
- スキルアップにつながる
- 一般的な副業より高収入を得られる
経理の経験を活かせる副業を検討している方は、参考にしてください。
①在宅で働ける
経理の副業は、在宅で働ける案件が多いのが魅力です。経理の経験を活かせる副業には記帳やデータ入力、月次のチェックなどがありますが、これらはクラウド会計ソフトやオンラインのやり取りで完結するケースが大半です。通勤に時間を取られないため、本業後のスキマ時間や休日を有効に使え、無理なく副業を続けられます。
②スキルアップにつながる
スキルアップを目指せるのも、経理の副業で得られるメリットです。例えば、これまで使ったことのない会計ソフトやクラウドツールを扱う副業案件に取り組めば、対応できる業務の幅が広がり、スキルアップにつながります。副業で得た知識や経験は、本業である経理業務にも役立ちます。
③一般的な副業より高収入を得られる
本業以外の収入源を確保できるのはどの副業でも同じですが、経理の経験を活かせる副業の場合、一般的な副業案件よりも高い報酬を得やすい傾向があります。経理の副業は専門的なスキルが求められるぶん、データ入力や軽作業などの副業と比べて単価が高くなりやすいためです。
経理経験を活かせる副業の種類
経理の経験を活かせる副業には、さまざまな種類があります。代表的な副業の種類は以下のとおりです。
| 経理の経験を活かせる副業 | 主な業務内容 |
|---|---|
| 記帳代行・経理アウトソーシング | 仕訳入力や伝票整理、月次データの作成を代行する |
| 確定申告・決算サポート | 決算書の作成補助や確定申告のサポートを行う |
| 予実管理・財務分析 | 予算と実績を比較し、経営数値を分析する |
| 経理コンサルティング・バックオフィス支援 | 経理体制の構築や業務フローの改善を提案する |
経理の経験が浅い場合は記帳代行から、十分に経験を積んでいる場合はコンサルティングや財務分析などの副業を選ぶとよいでしょう。
なお、経理以外の副業も検討している方は、以下の記事でおすすめの副業ランキングをご紹介しているので、参考にしてください。
経理経験を活かせる副業の収入目安
経理の経験を活かせる副業で、どのくらいの収入が得られるか気になる方も多いでしょう。そこで本章では、経理経験を活かせる副業の収入目安を以下2つの観点からご紹介します。
- 業務別の報酬相場
- 本業と両立した場合の月収イメージ
副業の収入イメージをつかみたい方は、参考にしてください。
業務別の報酬相場
経理の副業でどのくらい稼げるかは、業務内容によって異なります。業務別の副業案件の報酬相場は以下のとおりです。
| 副業の種類 | 報酬の目安(時給換算) |
|---|---|
| 記帳代行・経理アウトソーシング | 1,000~3,000円 |
| 確定申告・決算サポート | 1,000~3,000円 |
| 予実管理・財務分析 | 1,000~2,000円 |
| 経理コンサルティング・バックオフィス支援 | 1,500~3,000円 |
※出典:クラウドワークス|経理・会計・事務の仕事・求人を探す
記帳やデータ入力が中心の副業案件の時給は1,000~1,500円程度、決算対応やコンサルティングなど専門性の高い副業案件では、時給2,000~3,000円程度のものも見られます。
本業と両立した場合の月収イメージ
本業と経理の副業を両立した場合の月収イメージは以下です。
| 月の副業時間 | 月収の目安(時給1,000~2,000円の場合) |
|---|---|
| 月10時間(平日夜中心) | 1~2万円 |
| 月20時間(平日+週末) | 2~4万円 |
| 月30時間(しっかり稼働) | 3~6万円 |
例えば、本業の収入が25万円で、月20時間副業に取り組む場合の月収は27~29万円です。
経理経験を活かせる副業に役立つスキル
経理経験を活かせる副業に役立つスキルは、以下の4つです。
- 会計スキル
- 税務スキル
- ITスキル
- 簿記などの資格
いずれも経理の実務経験があれば、自然と身についているものばかりです。
会計スキル
経理の副業では、仕訳や月次決算といった会計スキルが役立ちます。記帳代行から決算サポートまで、多くの副業案件が会計実務を前提とするため、本業で培った知識をそのまま活かせます。
税務スキル
確定申告や消費税、インボイス制度への対応といった税務スキルも経理の副業に役立つスキルです。
専任の経理担当者がいない個人事業主や中小企業では、税務まわりのサポートを求められることが多く、対応できると副業案件の幅が広がります。
ITスキル
会計ソフトやクラウドツールを扱うITスキルも経理の副業に役立ちます。経理の副業はリモート完結が多いため、freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計に慣れていると有利です。
経理の副業には、Excelスキルも欠かせません。関数やピボットテーブルに加え、マクロやVBAによる自動化まで扱えると、対応できる業務が増え、高単価な副業案件も狙いやすくなります。
経理の副業に役立つExcelのマクロやVBAのスキルを習得したい方は、GETT ProskillのExcel VBA・マクロセミナーの活用もおすすめです。同セミナーは、帳票作成の自動化など実務に役立つスキルを習得できると人気です。
簿記などの資格
日商簿記やFASS検定(経理・財務スキル検定)などの資格も、経理の副業に役立ちます。経理の副業案件では、簿記2級以上が条件となる場合もあり、持っていれば有利に働きます。
経理経験を活かせる副業案件の探し方
「経理の経験を活かせる副業を始めたいけれど、案件の探し方がわからない」と、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。そこで本章では、経理経験を活かせる副業案件の探し方をご紹介します。
- クラウドソーシングサイトで探す
- 副業・フリーランス専門エージェントで探す
- 人脈を活かして直接受注する
経理の経験を活かせる副業をお探しの方は、参考にしてください。
クラウドソーシングサイトで探す
経理の経験を活かせる副業は、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトで探すとスムーズです。
例えば、クラウドワークスで「仕事を探す」をクリックし「キーワードで探す」の欄に「経理・会計」と記入すれば、経理の経験を活かせる副業案件が表示されます。

クラウドソーシングサイトは案件数が多いため、自分の使える時間や経験に合った副業を見つけやすいでしょう。
副業・フリーランス専門エージェントで探す
副業・フリーランス専門のエージェントを介して、副業を探す方法もあります。エージェントに登録すると、担当者が相談に乗ってくれたり副業案件を紹介してくれたりするので便利です。
例として、副業・複業に特化したシューマツワーカーでは、検索欄に「経理・財務」と入力すると、経理サポートやバックオフィス支援などの副業案件が表示され、エントリーすると担当者を通じて企業とのマッチングや条件交渉を進めてもらえます。
人脈を活かして直接受注する
人脈を活かして副業案件を獲得する方法もあります。経営者や個人事業主の知り合いに、「経理の副業を探している」と伝えておくと、記帳代行や確定申告のサポートなどの副業を依頼してもらえる場合があります。
また、経営者や個人事業主の知り合いがいない場合は、SNSで「経理の副業を受け付けています」と発信するのも有効です。投稿を見た経営者や個人事業主から、副業案件を依頼してもらえるかもしれません。
経理経験を活かせる副業の始め方
経理経験を活かせる副業の始め方は、以下のとおりです。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ①自分のスキルと副業に使える時間を整理する | 対応できる業務や副業に割ける時間を把握する |
| ②会計ソフトやPCなどの作業環境を準備する | freeeなどの会計ソフトを導入し、PCのセキュリティ環境を整える |
| ③副業案件に応募し契約を締結する | 業務範囲や納期、報酬などの条件を確認し、契約を結ぶ |
まずは一つの副業案件をていねいにこなすことが大切です。実績を積み上げれば評価が上がり、高単価な副業案件を獲得できる可能性が高まります。
経理経験を活かせる副業を始める際の注意点

経理経験を活かせる副業を始めるにあたっては、以下の点に注意が必要です。
- 本業の就業規則を確認する
- 繁忙期の重なりを避ける
- 守秘義務を徹底する
- 確定申告を行う
それぞれ見ていきます。
①本業の就業規則を確認する
経理の経験を活かせる副業は魅力的ですが、まず本業の就業規則を確認しましょう。企業によっては就業規則で副業を禁止・制限している場合があり、違反すると処分を受ける恐れがあります。
②繁忙期の重なりを避ける
経理は、決算期や年末調整、確定申告の時期など、本業と副業の繁忙期が重なりやすいのがネックです。対策として、本業が忙しい時期は副業の稼働を抑える、あらかじめ副業先にスケジュールを共有するなどして、繁忙期の重なりを避けるのがベストです。
③守秘義務を徹底する
経理の経験を活かせる副業では、顧客情報や財務データを扱う機会が多くあります。こうした機密情報は外部に漏らさないよう、守秘義務を徹底することも重要です。情報漏えいは信用を失うだけでなく、損害賠償に発展する恐れもあります。
④確定申告を行う
副業による所得が年間20万円を超える場合は、確定申告を行いましょう。申告を怠ると、延滞税や加算税などのペナルティが科されるリスクもあります。
副業収入における確定申告については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
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経理の副業についてまとめ
経理の経験を活かせる副業には、記帳代行や決算サポート、バックオフィス支援などがあります。経理の経験を活かせる副業なら、本業で培ったスキルが評価されやすいため、案件の獲得がスムーズに進むでしょう。
また、ExcelのマクロやVBAのスキルを磨けば、対応できる副業案件の幅も広がります。より高単価な副業案件を獲得したい方は、当記事でご紹介したセミナーの活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。