未経験からでもWeb業界へ挑戦してみたいと考えている方も多いでしょう。実際、Web業界の需要は高まっており、未経験でも転職できるチャンスは十分にあります。
本記事では、Web業界の主な職種や仕事内容について解説しています。転職までのステップも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Webとは
Web（ウェブ）とは「World Wide Web（ワールド・ワイド・ウェブ）」の略で、インターネット上にあるさまざまな情報を閲覧できる仕組みのことです。
世界中のサーバーに保存されたデータへ個別にアクセスでき、ブラウザを通じてそれらの情報を簡単に閲覧できます。
WebページはHTML（ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ）という言語で作成され、テキストだけでなく画像や音声、動画など多様なコンテンツを表示できます。
このように、Webは世界中の情報を結びつけ、サービスを共有するための基盤として欠かせない存在です。
Web業界の主な職種と仕事内容
Web業界には多様な職種があり、仕事内容もさまざまです。以下のWebに関連する主な職種について詳しく見ていきましょう。
- Webデザイナー
- Webライター
- Webマーケター
- Webエンジニア
①Webデザイナー
Webデザイナーは、企業や個人から依頼を受けてWebサイトのデザインや構築を行う仕事です。見た目の美しさだけでなく、使いやすさを考慮したUIやUXの設計も重要な役割です。
また、デザインだけでなく、実際にサイトを形にするためにHTML・CSS・JavaScriptなどのコーディング・プログラミングスキルを求められることも多く、デザインと技術の両面が必要な職種といえます。
Webデザインを行う際によく使われるツールとして、AdobeのIllustratorがあります。Illustrator基礎セミナーでは、そんなIllustratorの使い方を一から学習可能です。Webデザインに興味のある方は、ぜひこちらのセミナーもあわせてチェックしてみてください。
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②Webライター
Webライターは、Webサイトに掲載する記事やコラムなどの文章コンテンツを作成する仕事です。紙媒体とは異なり、Web上では検索エンジンを意識したSEOライティングが重視されます。
執筆するジャンルはビジネス・美容・旅行・テクノロジーなど幅広く、読者に分かりやすく情報を伝えるスキルが求められます。企業に所属するほか、フリーランスとして在宅で働く人も多い職種です。
③Webマーケター
Webマーケターは、インターネット上で商品やサービスの認知を高め、売上や集客の最大化を目指すためのマーケティング活動を行う仕事です。主に市場や競合の調査を行い、さまざまな手法を駆使してターゲットとなる顧客に効果的にアプローチします。
インターネットの普及により、Webマーケターは企業のデジタル戦略に欠かせない重要な職種となっています。
④Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発・管理を担うエンジニア職の総称です。デザイン以外のWeb開発全般を担当します。
主な業務には、プログラムの実装、動作テスト、セキュリティ対策などがあり、システムのリリース後も保守・運用を継続的に行うことが求められます。
未経験からでもWeb業界に転職できる？
Web業界は今後も成長が見込まれる分野であるため、未経験からの転職も十分に可能です。ITの人材が不足していることから、ポテンシャル採用を行う企業もあり、特に若い方であれば将来性を評価されやすいでしょう。
ただし、Web業界はスキルや実績が重視される実力主義の世界でもあります。まったくの未経験で正社員を目指すよりも、まずはアルバイトなどで実務経験を積むのがおすすめです。
また、以下の記事ではWeb業界に転職するためにおすすめのサービスについて紹介しています。さらに、転職に有利な資格やスキルも解説しているので、本格的に転職を検討している方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
Web業界へ転職するためのステップ
Web業界への転職は、以下のようなステップで行います。
- 情報収集をする
- スキルを習得する
- 転職活動をする
これらのステップについて詳しく見ていきましょう。
①情報収集をする
まずは、Web業界の職種や仕事内容を理解することから始めましょう。Web業界には、デザイン・開発・ライティング・マーケティングなど多様な職種があり、自分の興味や得意分野に合った仕事を選ぶことが重要です。
業界の動向や必要なスキルなどを調べておくと、転職後のミスマッチを防止できます。また、自分1人で悩むのではなく、転職エージェントやキャリアアドバイザーに相談するのも一つの方法です。
②スキルを習得する
Web業界では、実務で活かせるスキルを持っているかが重要な要素です。特に未経験からの転職を目指す場合は、希望職種に必要なスキルをしっかり学んでおきましょう。
例えば、WebデザイナーならPhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトの操作、Webサイト構築に欠かせないHTML・CSSなどの知識が必要です。
また、Webエンジニアを目指すなら、JavaScriptやPython、PHPなどのプログラミング言語の学習が欠かせません。
最近では、スクールやセミナーも充実しているため、働きながらでも学びやすい環境が整っています。
なお、Pythonを使ったプログラミングについて学びたい方には、Python基礎セミナー講習がおすすめです。Python基礎セミナー講習なら、初心者向けに噛み砕いた解説をしてくれるので、ロジックが複雑で理解の難しいPythonも短期間でスキルを磨くことができます。気になる方は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
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③転職活動をする
スキルを身につけたら、転職活動を始めましょう。未経験からいきなり正社員を目指すのが難しい場合は、アルバイトで経験を積むのもおすすめです。
また、Web業界ではポートフォリオの提出が必須です。自分が制作したサイトやデザインなどをまとめておくことで、面接時にスキルやセンスを具体的にアピールできます。
スキルを習得する段階でポートフォリオもあわせて制作しておき、転職活動で活用しましょう。
Webデザインの流れ
Web業界への転職で通用するスキルとしてWebデザインがあります。一例として、どのような流れでWebデザインが作られているのかについて見ていきましょう。
①設計を考える
Webデザインで大切なのは設計です。
いきなりデザインソフトで作業を始めるのではなく、どのようなサイトにしたいのかを明確にすることが大切です。
例えば、以下のような点を整理します。
- サイトの目的
- 想定するターゲット
- メインカラーやフォントなど、全体のルール
- 掲載するコンテンツ
これらを事前に整理しておくことで、サイト全体の方向性が決まり、デザインや構成のブレを防げます。
②デザインカンプを作成する
設計が固まったら、デザインカンプと呼ばれる完成見本をPhotoshopやIllustratorなどで作成します。
今回は、例としてPhotoshopを使って以下のようなトップページのデザインカンプを作成してみました。
作成したデザインカンプをクライアントに提出してOKがでたら、コーディング作業に入りましょう。
また、今回使用したソフトであるPhotoshopは、Photoshop基礎セミナー講習を受講することで効率的に学習できます。実際の作品作りをしながら使い方を学べるため、楽しみながらスキルアップできるでしょう。ぜひあわせてチェックしてみてください。
セミナー名 Photoshop基礎セミナー講習 運営元 GETT Proskill（ゲット プロスキル） 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面（東京・名古屋・大阪）・ライブウェビナー・eラーニング
③HTMLでマークアップを行う
続いて、HTMLを使ってデザインを実際のWebページとして形にしていきます。この工程をマークアップと呼びます。
マークアップを行うために、コードエディターを用意しましょう。コードエディターとは、プログラムコードを記述・管理できるソフトのことです。
代表的なものには以下のようなツールがあります。
| コードエディター | 特徴 |
| Visual Studio Code |
|
| Atom |
|
| Sublime Text |
|
例えば、Visual Studio Codeを使う場合の基本手順は次のとおりです。
- Web制作用のフォルダーをデスクトップなど任意の箇所に作成する
- Visual Studio Codeを起動して画面上部のファイルメニューから「フォルダーを開く」をクリックする
- 作成したフォルダーを選択して開く
- 選択したフォルダーが表示されるので、フォルダー名の右にある「新しいファイル」のアイコンをクリックする
- 「index.html」と名前をつける
- index.htmlをクリックで開いたら「!」を押してHTMLの雛形を表示させる
- タイトルやメタタグをサイト仕様に変更する
- bodyタグの中にコーディングに必要なタグを入力してマークアップする
ここまでで、Webページの構造が完成します。次の工程では、CSSを使ってスタイルを整えていきます。
④CSSでスタイルを適用する
HTMLでマークアップができたら、CSSを使ってサイトにスタイルを適用します。CSSを使う方法は以下のとおりです。
- フォルダー名の右にある「新しいファイル」のアイコンをクリックする
- 「style.css」と名前をつける
- index.htmlのheadタグにlinkタグでstylesheetを設定する
- style.cssを開く
- デザインカンプを見ながら、同じような見た目になるようにCSSを記述する
上記の手順でCSSを適用させた結果、以下のような見た目になりました。
このように、WebデザインはHTMLでマークアップした後にCSSを適用して見た目を作っていきます。
また、さらに手の込んだWebサイトにするには、JavaScriptで動きをつけたり、PHPを使ってWordPressにサイトを組み込んだりする必要があります。以下の記事では、WordPressでWebサイトを制作する流れについて解説しています。基礎からレベルアップしたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
Webについてのまとめ
今回は、Web業界への転職について紹介しました。Web業界には、デザインや開発、マーケティングなど、多様な職種が存在します。
未経験からでもスキルを身につければ、十分転職を目指せる業種です。ぜひ自分に合った方法でスキルアップして、Web業界への転職を目指してみてください。
