はじめてWebサイトを作ったものの「検索で全然上位に表示されない」「SEO対策のやり方がわからない」と悩む方も多いでしょう。特に初心者の方はSEO対策は難しいイメージがありますが、基本を押さえれば自分で無料で進められる施策もあります。
そこで本記事では初心者でもできるSEO対策のやり方を7つのステップで詳しく解説し、すぐに実践できる具体的な方法を紹介します。検索順位が決まる仕組みや上位表示のコツ、やってはいけないSEO対策、さらに成果が出るまでの期間などよくある質問にも答えていきます。
SEO対策とは?

SEO対策とは「検索エンジン最適化」のことで、Googleなど検索エンジンからのサイト評価を高め、検索結果でサイトを上位に表示させるための施策全般を指します。
検索エンジン経由の自然検索流入を増やすために欠かせない取り組みであり、広告を使わずにユーザーを集客できる点がメリットです。言い換えると、ユーザーが検索した際に自分のサイトができるだけ目立つ位置に表示されるようにサイトを改善することがSEO対策だと言えます。
初心者にとってまず押さえておきたいのは、SEO対策は一度やれば終わりではなく継続的な運用が必要な長期戦ということです。「すぐに成果が出ないから意味がないのでは?」と不安になるかもしれませんが、上位表示されれば広告費ゼロで安定した集客が見込めるため、多くの企業がSEOに取り組んでいます。
SEO対策の費用については以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
SEO対策の種類
SEO対策にはさまざまな施策がありますが、大きく分けると以下の2つです。
- サイト内部で行う内部対策
- 外部要因に働きかける外部対策
内部対策
内部対策とは、サイト構造の最適化やコンテンツ改善など自社サイト内で完結する施策のことです。例えば、以下の施策が挙げられます。
- タイトルタグの最適化
- 見出しの最適化
- ページ表示速度の改善
- 内部リンクの設計
- モバイル対応
- SSL化など
上記の内部施策は検索エンジンのクローラーにサイトを適切に巡回・評価してもらいやすくする効果があり、ユーザビリティ向上にも直結します。
外部対策
外部対策とは他サイトからの評価を高める施策で、具体的には質の高い被リンクを獲得したり、SNSでの情報拡散や口コミでサイトの知名度を上げたりする取り組みを指します。
外部対策によって他サイトから「信頼できるサイト」とみなされることで、検索エンジンからの評価が向上します。
そもそも検索順位が決まる仕組みとは
SEO対策をやる前にまずは、検索順位が決まる仕組みを理解しておきましょう。基本的な仕組みは以下のとおりです。
- クローラーがWeb上のページを巡回して発見する
- 発見したページをデータベースに保存(インデックス登録)する
- ユーザーの検索キーワードに対してアルゴリズムに基づき最適なページを検索結果に表示する
以上が検索順位決定の大まかな仕組みですが、実際にSEO対策を考える際には「自分のサイトはクローラーにちゃんと発見・巡回されているか?」「重要なページはインデックス登録されているか?」といった観点で現状を振り返ることが大切です。
SEO対策をしている企業の割合
「周りの企業はどのくらいSEO対策をしているの?」と気になる方もいるかもしれません。PRTIMESが公表している「2024年SEO動向調査」によると、SEO施策を実施している企業の割合は96.1%です。

「SEOは意味ない」という声も多いですが、ここまでの高い割合で企業が実施しているため、SEO対策の取り組むことは重要だと言えるでしょう。
SEO対策がなぜ必要なのか?については以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
初心者でもできるSEO対策のやり方7ステップ
初心者でも実践できるSEO対策の具体的な方法を7つのステップに沿って解説します。
| ステップ | 概要 |
| ①現状把握とサイト分析 | アクセス解析やエラー確認でサイトの健康状態を診断する |
| ②キーワード選定のコツ | メインと関連キーワードを漏れなく調べ戦略リストを作る |
| ③競合サイト分析と差別化ポイントの発見 | 上位サイトを分析し自サイト独自の強みを見つける |
| ④コンテンツ企画・構成設計 | 読者の悩み解決に沿った構成を事前に設計する |
| ⑤内部SEO対策の実践 | タグや構造を最適化して検索評価を高める |
| ⑥外部SEO対策の実践 | 自然な被リンク獲得やSNS活用で評価を上げる |
| ⑦効果測定と改善 | データ分析で施策を見直しPDCAを回す |
①現状把握とサイト分析
まずは自分のサイトの現状を正確に把握しましょう。具体的には、アクセス解析とサイト状況の確認を行います。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールをサイトに導入すれば、以下のような項目を測定できます。
- ページビュー数
- ユーザーの検索クエリ
- クリック数
- 流入元
- サイトエラーなど
例えばサーチコンソールではURLがGoogleにインデックス登録されているかやクロールエラーの有無も確認可能です。ツールで現状の検索流入キーワードや直面している課題を洗い出し、サイトの健康診断を行いましょう。
現状分析によって「まず何から改善すべきか」の指針が立ち、後続の対策を効果的に進められます。
②キーワード選定のコツ
次に、攻略すべきキーワードを選ぶ作業に取り掛かります。SEO対策の要とも言える重要ステップです。自分のサイトのテーマや提供サービスに関連するメインキーワードを決めたら、関連するキーワードを漏れなく調べましょう。
具体的にはGoogleサジェストや検索結果ページ下部の関連検索キーワードを活用し、ユーザーが実際に調べている語句のバリエーションを集めます。キーワード選定でおすすめのツールは以下のとおりです。
- Googleキーワードプランナー
- ラッコキーワード
- GetKeywords
例えば「SEO対策 やり方」をメインにするなら、「初心者 SEO 方法」「無料 SEO チェック」「検索 上位 コツ」といった具合に関連しそうな語を洗い出し、需要のあるものをピックアップします。併せて競合サイトが狙っているキーワードもチェックすると、自サイトが狙うべき語句が見えてきます。
こうして主要キーワードと関連キーワードを網羅したキーワードリストを作成し、次のコンテンツ企画に活かしていきます。
③競合サイト分析と差別化ポイントの発見
続いて競合調査を行います。自分の狙うキーワードで実際に検索して上位表示されている他社サイトがどんなコンテンツや対策を行っているかを分析しましょう。
URLを入力するだけでそのページがどのキーワードで何位に表示されているか、どの程度の文字数・コンテンツ量があるか、被リンクの状況はどうか等を調べられるツールもあります。
例えば、競合Aは専門的な解説が充実しているが事例が少ない、競合Bは初心者向けでわかりやすいが最新情報の更新頻度が低いといった具合に特徴が見えてくるでしょう。ポイントは、競合と同じことを真似するだけでなく自サイトならではの独自の切り口を見つけることです。
④コンテンツ企画・構成設計
次は実際にコンテンツの企画と構成作りに入ります。質の高いコンテンツを作るには、いきなり書き始めるのではなく事前の構成設計が肝心です。まずターゲットとなる読者像を明確にし、その読者が検索した意図や抱えている悩みを想定します。そして、そのニーズを満たすために伝えるべき情報を洗い出し、見出しの構成案を練りましょう。
初心者の方は汎用的なテンプレートを利用すると構成を組み立てやすくなります。例えば文章の流れとして以下に沿ってみましょう。
- 読者の悩みを提示
- 解決策や背景の説明
- 事例やデータの紹介
- まとめと行動喚起
上記のような4部構成にすると一連の流れが作りやすいです。あらかじめ骨組みを作っておけば、執筆中に論点がぶれるのを防ぎ、初心者でも筋道だったコンテンツを書けます。
⑤内部SEO対策の実践
コンテンツの準備と並行して、サイト内部の最適化もしっかり行いましょう。内部対策は地味に思えるかもしれませんが、サイト評価を高める基盤として検索順位に直結します。
基本は、タイトルタグに狙うキーワードを入れつつ魅力的なタイトルを付け、ディスクリプションで内容を的確に要約することです。加えて本文では適切に見出しタグを設定し、重要キーワードを不自然にならない範囲で含めます。
なお内部対策の不備やエラーは、無料のチェックツールで定期的に検出・修正すると効果的です。
⑥外部SEO対策の実践
検索エンジンは他サイトからの評価シグナルも重視するため、質の高い被リンクを獲得する努力をしましょう。ポイントはあくまで自然なリンクです。自作自演で大量の被リンクをばらまく行為は逆効果なので避け、代わりに自サイトのコンテンツを他サイトで紹介・引用してもらえるような工夫をします。
例えば業界のオーソリティサイトに記事を寄稿してリンクを貼ってもらったり、専門的なデータやツールを自サイトで公開して他サイトから参照リンクを得るといった戦略があります。またSNSの活用も外部対策の一つです。
XやFacebook、Instagramなどで情報発信を続けフォロワーを増やせば、そこからサイト訪問やシェアにつながり間接的に被リンク獲得のチャンスが広がるでしょう。
⑦効果測定と改善
最後のステップは、SEO対策の効果測定と継続的な改善です。SEOは一度施策をしたら終わりではなく、PDCAサイクルを回しながら常にアップデートしていく必要があります。
もし想定よりクリック率が低いページがあれば「タイトルやディスクリプションを書き直して魅力を高める」、順位が思うように上がらない場合は「コンテンツをリライトして情報の網羅性や新鮮さを強化する」といった対応が考えられます。
また内部リンク構造を見直して重要ページへの導線を追加したり、逆に効果の薄い施策は省いて他の手にリソースを割くなど、データをもとに取捨選択していくことも大切です。
初心者がSEO対策で上位表示をするコツ

上述の基本ステップに加えて、初心者が検索上位を目指すために心がけたいコツをいくつか紹介します。闇雲に作業をするのではなく、以下のポイントを意識するだけで効果が変わってきますので参考にしてください。
- キーワードに対する知識・スキルは時間をかける
- 関連するキーワードを徹底的に洗い出す
- 読者が行動できるまでのコンテンツを意識する
①キーワードに対する知識・スキルは時間をかける
キーワードに対する知識・スキルとは、書くジャンルの知識を指します。例えば、「SEO対策 やり方」であれば、SEO対策に関する内容を「人に教えられるレベルであるか」です。
コンテンツを書くときに知識が薄い場合、薄い内容のコンテンツしか書けず読者にとって有益なコンテンツを作るのは難しいでしょう。決定したキーワードで書くときは、最低上位10記事を読んで内容を理解してください。
②関連するキーワードを徹底的に洗い出す
1つのメインキーワードだけでなく、関連キーワードをどれだけ網羅できるかも上位表示には必要です。検索エンジンはユーザーの検索意図をできるだけ正確に満たすページを評価します。そのため、記事ではメインテーマに関連する疑問やトピックを漏れなく扱うことが重要です。
たとえば「SEO対策 やり方」がテーマなら、「費用は?」「時間はどれくらい?」「初心者でもできる?」「最新トレンドは?」など考えられる関連質問をリストアップし、記事内で回答します。読者満足度が上がるだけでなく、検索エンジンにも「網羅的で専門性の高いコンテンツだ」と評価されやすくなります。
③読者が行動できるまでのコンテンツを意識する
良質なコンテンツの基準の一つに、「読了後にユーザーが何らかの行動を起こしたくなること」が挙げられます。ただ情報を並べるだけでなく、読んだ人の気持ちや態度に変化を与えるコンテンツを目指しましょう。
たとえば、「卵焼き 焼き方」のキーワードで記事を書くとしましょう。この場合、読者は卵焼きの焼き方が知りたいというニーズです。しかし、焼き方をただ紹介するだけでは、行動できるかもしれませんが、抽象的です。
ここでのポイントは「焼き方の火加減は?」「調味料のサイズは?」「自分がしている美味しくなる焼き方」などをわかりやすく解説してあげると、行動できるまでのコンテンツになります。
SEO対策でやってはいけないこと

効果的なSEOには良質な施策をコツコツ積み重ねることが大切ですが、逆に絶対にやってはいけないNG行為も存在します。代表的な「やってはいけないSEO」を3つ取り上げ、その理由を解説します。
- 被リンクの大量獲得する
- コピーコンテンツを作る
- キーワードを無理矢理入れる
①被リンクの大量獲得する
外部対策で被リンクが重要だからといって、不自然な大量の被リンクを一気に獲得する行為は避けましょう。リンク集サイトから大量のリンクを買ったり、自作自演のブログネットワークで相互にリンクを張り合ったりするような行為が該当します。
Googleから見ると明らかにランキング操作の意図がある「リンクスパム」であり、発覚すれば手動ペナルティや検索アルゴリズム上の評価低下につながります。被リンクはあくまで自然に増えるものが理想であり、短期間で不自然に増やそうとしないことが鉄則です。
②コピーコンテンツを作る
他サイトのコンテンツを丸写ししたようなコピーコンテンツの量産もやめましょう。自サイト内外問わず、既に存在する文章を無断でコピーしたページを作成すると、Googleから「悪質で低品質なスパム」と見なされる恐れも。
明らかなコピーコンテンツは検索結果にそもそも表示されなかったり、場合によってはペナルティ対象となり得ます。特に他サイトの記事を少し言い換えただけの薄い内容のページを大量生産するような行為は、昔行われていたブラックハット手法であり現在は通用しません。
③キーワードを無理矢理入れる
かつて有効とされたテクニックに、ページ内に狙ったキーワードを過剰に詰め込む「キーワードスタッフィング」があります。しかし、現在ではこの行為も検索エンジンスパムと判定され、ページの評価が下がって順位下落を招きます。例えば、不自然なほど同じフレーズを文章中に繰り返したり、背景と同じ色の隠しテキストでキーワードを敷き詰めたりすると、Googleのガイドライン違反に。
つまり、ユーザーにとって不自然で読みづらいレベルでキーワードを盛り込む行為は逆効果なのです。SEO対策はあくまでも「ユーザーファースト」の記事を第一に考えましょう。
SEO対策のやり方におけるよくある質問

最後に、SEO対策の方法に関して初心者が抱きがちな疑問に回答します。
SEO対策のやり方についてのまとめ
初心者の方でも、本記事で解説したステップとポイントを押さえれば十分にSEO対策を進めることができます。検索アルゴリズムのアップデートなど日々変化もありますが、根本にあるのは「ユーザーにとって価値あるサイトづくり」です。
ユーザー目線とデータ分析を大切に、今日から少しずつSEO対策に取り組んでみてください。