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【2025】DXの副業で月10万円稼げる?|必要なスキル・主な案件や探し方も解説

「副業で収入を増やしたい」「でも、せっかくならスキルも高めたい」と考えている人が増えています。近年注目されているのがDXの副業。企業や自治体のデジタル化を支援しながら、週1~2日で10万円以上の副収入を目指せます。

でも、「そもそもDXの副業って何?」「本当に月10万円稼げるの?」という疑問を持つ方も多いはずです。

今回は、DXの副業の案件の種類や相場、必要スキル、副業の探し方までを徹底解説。経験ゼロからでも安心して始められる情報をお届けします。

DXの副業とは

DXの副業とは

DXの副業とは、企業や自治体のDX(デジタル化)を外部からサポートする副業スタイルです。最近では副業解禁やデジタル人材不足の流れから、DXに関わる副業が急増中。

特に中小企業や地方自治体では社内にIT人材が少なく、DXの副業人材のニーズが急速に高まっています。週1回からOKなどの柔軟な勤務形態が可能な案件も多く、働く側にとっても始めやすいのが魅力。

DXの副業は、高収入・やりがい・社会貢献の3つを同時に満たす副業ジャンルとして、今後ますます注目が集まりそうです。

副業の始め方については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

【2025】副業の始め方がわからない方必見!基本の手順やメリット・注意点も解説

DXの副業が求められている理由

企業や自治体が副業人材にDXのサポートを求めているのは、急速な環境変化への対応が必要になったためです。特にコロナ禍をきっかけにリモート対応が求められ、「このままではまずい」と気づいた企業も多くありました。

本来は数年前から改善すべきだった業務を、今になって急いで見直す必要が生じたものの、社内にDX化を主導できる人材がいないため、副業という形で専門人材の力を借りる動きが広がっています。

中にはDXの副業から、そのまま転職につながるケースもあるようです。

DXの市場規模はどのくらい?

実は、国内のDX市場は年々右肩上がりで成長しており、2030年には約5兆1,957億円まで拡大する見込みとされている成長産業と呼ぶにふさわしい分野です。

つまり、DXの副業に挑戦するということは、今後さらに広がる市場で自分のスキルを活かすことにもつながるわけです。今から準備を始めておくことで、将来的にはより大きなチャンスを手にできるかもしれません。

参照:『2022 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望 市場編/ベンダー戦略編』まとまる(2022/3/15発表 第22025号)|株式会社富士キメラ総研

DXの副業で月10万円は稼げる?

DXの副業で月10万円は稼げる?

適切なDXスキルと案件を選べば、月10万円は十分に実現可能です。副業サイトやマッチングサービスを通じて、高単価の案件も登場しており、以下のように、週1〜2日の稼働でも月10万円を目指せるケースも少なくありません。

  • DX支援コンサルタント:時給3,000〜5,000円 × 週8時間で約96,000〜160,000円/月(※実際の案件により変動します)
  • データ分析業務:時給1,200〜2,000円×週10時間稼働で約12万円前後/月(※経験によって単価は上下します)

ただし、収入の幅は職種や稼働時間、DXのスキルレベルに大きく左右されるため、自分に合った働き方を見つけることがカギです。

DXでの副業の主な案件タイプ6選

DXの副業と言っても、実際の仕事内容は多岐にわたります。ここでは、実際の求人を参考に、週1〜2日・月10万円前後を目指せる6つの代表的な案件タイプをご紹介します。

案件タイプ 主な仕事内容 時給の目安
1.DX支援コンサルタント IT導入・業務の見直し・ツール選定など 3,000〜5,000円
2.プロジェクトマネジメント支援 進行管理・関係者との調整
WBS作成など
3,000円以上
3.データ分析業務 データ可視化・KPI設計・売上分析など 1,200〜2,000円
4.クラウド導入支援 SaaS設定・社内展開・運用設計など 3,000〜5,000円以上
5.情報セキュリティ対策・ヘルプデスク 情報漏洩対策・アクセス管理
リモートサポートなど
3,000円〜
6.IT講師・マニュアル作成業務 社内研修講師・資料作成
ITツールの使い方説明など
3,000円〜

1. DX支援コンサルタント

企業のデジタル化戦略にアドバイスを行うポジション。IT導入、業務プロセスの見直し、ツール選定などを支援します。

時給は3,000〜5,000円が目安で、経験者であれば週1日程度の稼働でも月10万円以上が可能です。

2. プロジェクトマネジメント支援

DX案件ではタスクの進行管理や関係者との調整が欠かせません。PM支援として、副業で参画する人材も増えています。

報酬は時給3,000円以上の案件が多く、副業ながらプロジェクトのスムーズな推進を支えるキーパーソンとして重宝されています。

3. データ分析業務

ツールを使った売上分析や顧客動向の可視化、KPI設計などが主な業務。副業案件ではGoogleデータポータルやTableauを使った業務が主流で、時給1,200〜2,000円程度が相場です。

分析結果から改善提案まで担うケースも多く、実務経験の有無が単価に大きく影響する傾向にあります。

4. クラウド導入支援(Salesforceなど)

SaaSやクラウドツールの導入・設定を支援する案件です。Salesforceのような専門ツールに詳しいと時給5,000円以上も可能。

導入後の管理業務や人員配置なども業務範囲に含まれます。

5. 情報セキュリティ対策・社内ヘルプデスク

中小企業では情報セキュリティの知見が不足しがちで、副業でのサポートが重宝されています。システムの安全設計やヘルプデスクの整備など、現場に近いサポート業務が中心。

時給は3,000円〜が目安です。

6. IT講師・マニュアル作成業務

オンライン研修の講師や、業務フローを文書化する仕事も増えています。PowerPointやGoogleスライドでの資料作成経験があると優位です。

一般的に報酬は時給3,000円〜で、教えるスキルも評価されます。

DXでの副業案件ごとの必要スキル

ここでは、先述した職種別の評価されやすいスキルや知識を解説します。どんな学びがどの現場で活かせるのかを知ることで、今後のスキル習得にも方向性が見えてくるでしょう。

案件タイプ 求められるスキル例
①DX支援コンサルタント 業務改善経験・SaaS知識・PowerPointでの資料作成など
②プロジェクトマネジメント支援 WBS作成・Backlog使用経験
ファシリテーションスキルなど
③データ分析業務 TableauやGoogleデータポータル・統計知識・提案力など
④クラウド導入支援 Salesforceやkintoneなどの導入経験
操作マニュアル作成力など
⑤情報セキュリティ対策・ヘルプデスク ITパスポートレベルの知識・リモートサポート
OSの基礎など
⑥IT講師・マニュアル作成業務 資料作成(PowerPointなど)・分かりやすく伝えるスキル・オンライン講座経験など

①DX支援コンサルタントに必要なスキル

企業のDX化を企画・推進する立場として、全体像を捉えつつ現場目線で課題を整理する力が求められます。SaaSの知見や業務改善の提案スキルがあれば、副業でも高く評価される傾向にあります。

②プロジェクトマネジメント支援に必要なスキル

進行管理や社内外との調整を担うため、全体のスケジュール把握はもちろん、チームの進捗を支える細やかな対応力もカギとなります。実務でのタスク管理ツールの使用経験があると即戦力になりやすいでしょう。

③ データ分析業務に必要なスキル

売上や顧客データを元に、改善策を導くポジションです。TableauやGoogleデータポータルを扱えると重宝されるでしょう。

また、数値を読めることに加えて、伝える力も重要。副業では、簡易的な分析から提案までできる人材が重宝されています。

④クラウド導入支援に必要なスキル

中小企業の現場では、SaaSツールの初期設定や活用支援が大きなニーズです。ツール選定から定着支援までトータルに関われると、継続的な依頼につながる可能性もあります。

⑤セキュリティ対策・ヘルプデスクに必要なスキル

企業の情報資産を守る役割として、基礎的なITセキュリティ知識が必須です。技術者というより現場の相談役としての立ち回りができる人材に適した副業と言えます。

⑥ IT講師・マニュアル作成業務に必要なスキル

ITを教えたり、伝えたりするスキルがあれば、現場のIT導入サポートにも貢献できます。専門用語を噛み砕いて説明できる力や、資料を見やすくまとめる構成力がポイントです。

DXの副業に共通して求められるスキルや知識

DXの副業に共通して求められるスキルや知識

DXに関わる副業では、技術的な専門スキルだけでなく、人と関わる力や全体を見通す力も重要。限られた時間の中で成果を出すには、以下のような柔軟な対応力と信頼関係の構築力も必要です。

  • コミュニケーション力
  • プロジェクト管理能力
  • ITリテラシー

以下で、どの職種でも求められる代表的なスキルを詳しく見てきましょう。

コミュニケーション力

社内の非エンジニア層ともスムーズに会話できる柔軟性。メールやチャットでの適切な報告・連絡・相談ができると信頼されやすくなります。

プロジェクト管理能力

自分の作業を管理するだけでなく、チーム全体の進行状況やスケジュールを意識できる力。NotionやBacklogなどのツールを使いこなせると、副業先からの評価も高まります。

ITリテラシー

専門知識がなくても、このツールはどんな目的で使われていて、なぜこの技術が導入されているのかという背景を理解しようとする姿勢が大切です。

例えば、業務で出てきた専門用語やなどの略語をそのままにせず、自分で調べて理解する力は、現場での信頼につながります。

未経験でも挑戦可能なDXの副業はある?

「DXの副業って経験者じゃないと無理なのでは?」と思うかもしれませんが、実は以下のような未経験OKの副業案件も少しずつ増えてきています。

  • ツールの初期設定サポート
  • マニュアル作成
  • SNS運用のサポート

このように、比較的スタートしやすい業務も存在します。もちろん最初から高単価を狙うのは難しいですが、業務を通じて実績を積めば、次第にステップアップも可能です。

DXの副業をするのにおすすめの学習方法

DXの副業に興味はあるけれど、「何から勉強すればいいのか分からない」と感じている人も多いはず。ここでは、未経験者でもできるDXの副業をするのにおすすめの学習方法をご紹介します。

  • オンライン講座
  • 資格学習
  • セミナー受講

以下で、それぞれの学習方法を見ていきましょう。

オンライン講座

まず試したいのが、Udemyなどのオンライン学習です。例えば「DX入門講座」や「仕事の生産性コース」など、テーマごとに1時間から学べるコースも多く、スキマ時間の活用にもピッタリ。

動画での解説なので、知識ゼロの方でも取りかかりやすく、学んだことをすぐに業務に活かせる設計がされています。

資格学習

DXを体系的に学びたい人には資格取得も有効です。目的は合格よりも、学習を通じた知識の整理

履歴書に書けることから、副業応募時の信頼感にもつながります。

代表的な資格には「ITパスポート」と「DX検定」があり、どちらもDXの基礎を広くカバーしています。ITパスポートは1ヶ月ほどの学習で取得可能。DX検定はやや難易度が高めですが、実務的な提案力を高めたい人におすすめです。

セミナー受講

「独学ではDXの副業のイメージが湧きにくい」「実務ではDXをどう使うかを知りたい」という方には、セミナー参加がおすすめです。DXセミナーでは、DXの基本的な考え方から実務での活用法まで、段階的に理解を深められるよう設計されています。

学んだ内容をどう副業に活かすかという視点で構成されているため、現場感を掴むには最適な機会となるでしょう。

DX完全攻略ハンズオンセミナー

DX完全攻略ハンズオンセミナー

DX完全攻略ハンズオンセミナーは、未経験からでも短期間で実務レベルを目指せる構成が特徴で、DXの基本から応用技術までを一気に学べる濃密なカリキュラムとなっています。

AIやRPA、チャットボット、3Dプリンター、VR/ARなど、今注目されている技術をひとつずつ分かりやすく解説しながら、実際に手を動かして体験できる内容になっています。

受講後は、DXを構成する各種技術の特徴や導入のポイントだけでなく、現場でどう使うかという実践力も身につきます。復習用に配布されるオリジナル教材は、復習にも使えるでしょう。

セミナー名DX完全攻略ハンズオンセミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)35,200円〜
開催期間2日間
受講形式eラーニング

DXでの副業案件を見つける方法

DXでの副業案件を見つける方法

DX関連の副業は、専門エージェントからSNSまで、以下のようにさまざまな媒体で募集されています。

  • 副業マッチングエージェント
  • クラウドソーシング
  • SNS

以下で、DXの副業を探している際にチェックすると良い媒体を詳しく見ていきましょう。

副業マッチングエージェント

DXの副業を探すなら、まずはマッチングエージェントの活用がおすすめ。「Workship」や「lotsful」などでは、週1日からOK、リモートOKの副業案件も豊富で、本業との両立もしやすいのが魅力です。

自分のDXスキルやライフスタイルに合うエージェントを2〜3社ほど登録しておくと、より自分に合った高単価案件に出会える可能性が高まるでしょう。

クラウドソーシング

DXの副業初心者におすすめなのが「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシング。登録後すぐに案件応募ができ、マニュアル作成やデータ入力など始めやすい仕事も豊富です。

ただし、報酬はやや低めで競争も激しめ。まずは小さな実績を積み、徐々に高単価案件を目指すのがコツです。

SNS

X(旧Twitter)やLinkedInでは、企業が直接DXの副業人材を募集するケースもあります。DXのスキル発信を通じて声がかかることも。

ただし、契約条件が曖昧な場合もあるため、応募前に内容を必ず確認しましょう。投稿内容がポートフォリオ代わりになるため、伝えたいDXのスキルや姿勢を意識することが大切です。

DXの副業を始める際の注意点

いざDXの副業を始めようと思っても、意外と見落としがちなのが事前準備。特に、以下のような本業との両立や法的な対応など、働く環境の整備はトラブルを防ぐためにも欠かせないポイントです。

  • 本業との兼ね合いを確認する
  • 確定申告の知識を身につける
  • スケジュール管理を行う
  • リモート対応に備える

以下で、それぞれの項目を見ていきましょう。

本業との兼ね合いを確認する

まず確認すべきは、本業の就業規則。副業OKとされている企業が増えているとはいえ、会社によっては届け出や許可が必要な場合も。

副業禁止の職場で副業を始めてしまうと、後々トラブルになる可能性もあります。

確定申告の知識を身につける

収入が年間20万円を超えた場合は、確定申告が必要になります。副業分の収入と経費をしっかり管理しておかないと、税務署から問い合わせが来ることもあるので要注意です。

freeeなどのクラウド会計ソフトを使って、簡単に管理できる仕組みを整えておくと安心です。

副業収入における確定申告の方法については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

【2025】副業収入における確定申告の方法とは?基礎知識と節税ポイントを紹介

スケジュール管理を行う

DXの副業は本業が終わってからの時間で行うことが多いため、限られた時間をどう使うかが鍵になります。タスク管理アプリなどを使い、無理のない計画を立てましょう。

1日30分、週末に3時間など、自分の生活リズムに合った働き方を見つけることが継続のコツです。副業案件ごとの締切や優先度を把握し、対応にムラが出ないよう心がけることも重要です。

リモート対応に備える

DXの副業はリモートワークが前提の案件も多いため、自宅のインターネットの速度や、カメラ付きのPC、静かな作業スペースなど、基本的な環境を見直しましょう。また、クラウド環境やチャットでのやり取りは、情報漏えいのリスクにも配慮が必要です。

セキュリティソフトの導入や、案件ごとに使用ツールを使い分けるなど、小さな工夫で信頼感を高められます。副業でも、プロとしての自覚を持つことが長期的な信頼獲得に繋がります。

DXの副業を成功させる3つのコツ

初めての副業で不安を感じるのは当然ですが、以下のようにちょっとした工夫で成果が大きく変わることも。

  1. 小さく始めて確実に実績を積む
  2. スキルと成果を見える化する
  3. 継続につながる工夫を行う

DXの副業を長く続け、信頼と報酬を得ていくためのコツを詳しく解説します。

1. 小さく始めて確実に実績を積む

最初から高単価・難易度の高いDXの副業案件に挑戦するよりも、まずは週1回からの案件、SNS運用のサポートなど、手が届く業務から始めるのがおすすめです。

小さな案件でも一つずつDXの成果を出していくことで、次第に信頼と評価が積み重なり、より良い案件に繋がります。DXの副業は長く続けられることが最大の強み。焦らず、着実に実績を積んでいきましょう。

2. スキルと成果を見える化する

「この人に任せてみたい」と思ってもらうには、自分のスキルや過去の実績を第三者にもわかりやすく整理しておくことが重要です。ポートフォリオを作る、プロフィールにDXの成果を書く、SNSでDXの実績を発信するなど、日頃から見える化の工夫をしておくと、自然と声がかかりやすくなります。

特にDXの副業では、何を改善できたかが明確な人材が好まれる傾向です。

3. 継続につながる工夫を行う

単発案件で終わらせず、継続的な仕事に繋げるには信頼構築がカギ。納品物にちょっとした改善案を添える、月末に簡単な成果レポートを提出するなど、+αの対応が「またお願いしたい」に直結します。

また、「他にもこんなサポートができます」と伝えることで、追加案件を得られる可能性も。副業とはいえ、相手の期待を超える姿勢が、長期的な関係のきっかけになります。

DXの副業でスキルと収入を両立させよう

DXの副業は収入アップだけでなく、スキルやキャリアを広げるチャンスでもあります。特に、週1~2日の稼働で月10万円以上を目指せる点は大きな魅力です。

もちろん副業の成果を出すには、学習や信頼構築などの地道な努力が必要ですが、それが報われやすいのもDXの特徴です。まずは、自分の得意分野から始めて、経験ゼロからでも少しずつステップアップしていきましょう。

DXの副業で月10万円稼げる?|必要なスキル・主な案件や探し方も解説
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